自宅でもできる縮まないウールセーターの洗い方


秋冬の定番アイテムと言えばセーター。特にウールやカシミアは保湿性が高く、シワや毛玉になりにくいので、出番が多いですね。

シーズンを通してヘビロテしたセーターは、汗や汚れが気になるもの。
でも、いざ洗濯しようと思っても、

ふんわり仕上がらない!?
洗濯するとなんとなくチクチクする!?
洗濯したら縮んだ!

なんていうことも多いので、躊躇している方が多いようですね。

ドライマークの衣類でも、正しく洗えば家庭でも縮まずふんわり洗えるので、その見分け方や洗い方をご紹介します。お気に入りのセーターを長持ちさせるには必読ですよ!

目次
1. ニット製品の特徴
2. ”ドライマーク”の理由とは?
3. ドライマーク用洗剤について
4. 洗濯絵表示について
5. 色落ちについて
6. 汚れについて
7. 洗い方
8. 水温は冷水で!
9. 手洗いの手順
10. 洗濯機で洗う場合
11. 型崩れさせない干し方
12. アイロン仕上げ

ドライマークが洗える洗剤「ウールシャンプー」

1. ニット製品の特徴


ニット製品は、主に獣毛繊維で作られているもの(ウール、カシミア、アンゴラ)と、化学繊維で作られているもの(アクリル、ナイロンなど)があります。獣毛は軽くて暖かく、化繊と比べてシワや毛玉になりにくいので、秋冬衣類としては定番の人気商品です。

2. ”ドライマーク”の理由とは?


ウールやカシミアには”スケール”と呼ばれる、ウロコ状の繊維が糸の表面を覆っています。ちょうど、髪の毛でいうキューティクルのようなものです。これが、水に濡れると開いた状態になります。

スケールが開いた毛糸同士が擦れ合うと、ウールが縮みます。これをフェルト化といいます。
一度、フェルト化してしまうとなかなか元には戻らなくなるので、ウール製品は「ドライマーク」となっています。

3. ドライマーク用洗剤について


ドライマーク用の洗濯洗剤は、防縮剤の作用でフェルト化しにくくなる工夫がなされているので、ご家庭でもウールのお洗濯ができます。

安価なものは1Lで300円程度から、高価なものは400〜500mLで2000円程度のものまであります。
この違いは、防縮剤や色止め剤の配合量です。

縮みやすい素材、風合いを大切にしたい素材を洗う場合は、防縮剤や色止め剤がしっかりと入っている洗剤を選びます。

ドライマークが洗える洗剤「ウールシャンプー」

4. 洗濯絵表示について

ドライマーク

ウールを洗濯する場合、まずは洗濯絵表示を確認しましょう。「ドライマーク」は、「ドライクリーニングができる」という意味を表します。これは決して「ドライクリーニングしかできない」ということではないので、その他の絵表示も確認してください。

水洗い不可

「水洗い不可」マークが付いているものは、普通のおしゃれ着洗剤では洗えません。
どうしても洗いたい場合は、専用のドライマーク洗剤を使います。

また、カシミアなど風合いの変化が気になるセーターは、素材にあったデリケートな衣類が洗える洗剤を選びましょう。

5. 色落ちについて


色柄物を洗うときは、目立たないところで色落ちチェック(パッチテスト)を行います。
ティッシュに水を少し浸け、目立たない部分を軽く4〜5回、叩いてみてください。もし、かなり色が落ちるようなら、ご家庭でのお洗濯は控え、プロのクリーニング店にお任せしましょう。
多少の色落ちであれば、色止め剤がしっかり入っている洗剤を使えば洗えます。

色柄もののセーターは、必ず色落ちチェックを行いましょう。目立たない部分に洗剤原液を少量つけます。5分くらいおいたあと、白いタオルなどで軽く押さえて、色落ちしていないかを確認します。

6. 汚れについて

身頃や袖口、襟口は特に汚れやすい部分です。
事前にチェックし、汚れがひどい場合は洗剤の原液を汚れ箇所に塗ります。

7. 洗い方


ウールのニットは「手洗い」がオススメです。
型崩れの原因となる”摩擦”が最小限に抑えられ、やさしく押し絞ることでシワも予防できます。

最近の洗濯機には「ドライコース」と呼ばれる、デリケート洗いができる洗濯コースもありますが、洗濯機で洗うと若干、縮むことがあります。ですので、サイズ感を大切にしたいセーターは、手洗いをオススメしています。

ドライマークが洗える洗剤「ウールシャンプー」

8. 水温は冷水で!

汚れ落ちがよくなるので、ついついお風呂の残り湯などを使いたくなりますが、必ず冷水を用いてください。
手洗いでもデリケートなものを洗う場合、10分以内で済ませてください。
長時間、漬け置きすると、大きく縮むことがあります。

9. 手洗いの手順

  • 洗面器やシンクに水をため、洗剤を指定量入れて軽くかき混ぜます。
  • 洗剤液の中に軽く畳んだセーターを押し沈め、上から手で押し洗いします。これを1分ほど繰り返した後、5分ほど放置します。
  • 一度、水を抜いて、軽く押し絞りします。
  • 再度、溜めた冷水で押し洗いし、軽くすすぎます。これを2〜3回、繰り返します。
  • ウールシャンプーなら柔軟剤が必要ありませんが、2回目のすすぎの際に、お好きな香りの柔軟剤やアロマオイルを入れておくと、香り付けになります。
  • 最後にしっかりと押し絞れば完成です。

水を含んだセーターは重いので、袖を引っ張ったりして伸ばさないように注意します。

10. 洗濯機で洗う場合

洗濯機によって違いますが、「ソフト洗い」「ドライコース」などの「弱水流」で洗うコースを選択します。

畳んでネットに入れたセーターを入れ、適量の洗剤を入れて洗います。

1着のセーターだと、A4サイズ程度のネットがオススメです。
1つのネットに2〜3着入れてしまうと、色の違う他のセーターの毛が移る場合があるので、セーターは1つのネットに1着にするか、同色系でまとめるようにしましょう。

洗濯機で洗う場合、多少、縮むことがあるので、事前にサイズを図っておくと良いです。

柔軟剤は、専用の柔軟剤スロットに適量、入れておきます。

11. 型崩れさせない干し方

せっかく縮ませないように洗っても、干し方を間違ったら伸びたり型くずれしてしまいます。
正しい干し方は下のとおり。

平干しで形を整える

セーターは百均などで売っている専用の平干しネットなどを用いて、平干しします。絶対にハンガーにかけて干さないでください。

ここで、もし袖や身頃を伸ばしたい場合は、伸ばしたい方向へ少し引っ張ってから干すと伸びます。

9割乾いたらM字干し

平干しで完全乾燥させるには時間がかかります。
ほとんど乾いたかな?と思ったら、ハンガーを2つ利用してM字干しにしましょう。乾くのが早くなります。

12. アイロン仕上げ


セーターは多少のシワもすぐに伸びますが、気になるようならアイロンします。

アイロンは中温(150℃程度)、スチームありで、セーターの表面に蒸気をかけながら、アイロンがセーターを触るか触らないか程度の距離でかけます。
どうしても伸びない場合は、蒸気をかけたあと、少し手で押します。このとき、やけどには注意してください。

絶対にアイロンで強く押さえつけるのはやめてください。テカリやアタリが出る恐れがあります。

よりふんわりさせたい場合は、ハンガーにかけてスチーマーなどで軽く毛を蒸してあげるとふわふわになります。

ドライマークが洗える洗剤「ウールシャンプー」

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