前回はドレスシューズのメンテナンスについて書いたのですが、ブランドケアでは”パティーヌ”と呼ばれる、ムラ染めの革のメンテナンスも可能です。
例えば、こんな靴。
ブランドケアの基本工程で洗浄しただけですが、つま先付近の色が剥げかけていて、少しみすぼらしい感じがします。
そこで、まず、思い切ってつま先のワックスやクリームを剥がしてしまいます。
これで”すっぴん”状態。
簡単に色落ちまでしてしまったところをみると、予想通り、手染めのパティーヌ靴だと判ります。
これに少しずつ色を乗せ、風合いを維持しながら磨き上げます。
新品の頃に近い状態となりました!
…なぜそう言い切れるかというと、この靴は私物だからです(笑)
パティーヌは職人技術なので、残念ながら全店舗で取り扱ってはおりません。
ご興味のあるお客様は、こちらまでお問い合わせください。