新生活応援企画! 第2弾 始めての洗濯のための洗剤の選び方

洗剤には、液体タイプ、粉末タイプ、ジェルボールタイプ、石けんタイプなどがあります。それぞれの特徴を理解し、洗濯物の種類や汚れの程度に合わせて適切な洗剤を選ぶことが大切です。

液体洗剤

液体タイプの洗剤は、水に溶けやすく、洗濯機の洗浄力を高める成分が含まれています。また、アルカリ度が低いため、衣類の柔らかさを保ちます。また、油汚れをしっかり落とすので、皮脂臭の予防になります。ドラム式洗濯機の場合は、原則としてこのタイプしか使用できないので注意が必要です。

粉末洗剤

粉末タイプの洗剤は、炭酸塩や過炭酸塩など漂白成分が多く含まれており、醤油やコーヒーなどの色汚れに強いのが特徴です。また、多くの粉末洗剤は、蛍光増白剤という、衣類を白く見せる成分が入っています。このため、白い衣類には大変有効ですが、濃色の衣類は変色したり、色褪せたりする場合があります。また、ドラム式洗濯機には、粉末洗剤は使用できないので注意が必要です。アルカリ度が高いので、タオルが固くなりがちです。コストは一番安いですが、柔軟剤との併用がおすすめです。

ジェルボール洗剤

ジェルボールタイプの洗剤は、液体洗剤の良い部分である「水に溶けやすい」という点と、粉末洗剤の良い部分である「漂白成分」が作用している洗剤で、両方の良い部分を取った洗剤とも言えます。ドラム式洗濯機に付属する洗剤スロットには投入できませんが、洗濯物と一緒に洗濯槽に放り込むという使い方ができます。ただし、少量洗いしたい場合も1個単位での投入になるので、洗剤を使いすぎてしまう問題があります。ジェルボールを使う場合は、洗濯物量が少ないときは避けましょう。

石鹸洗剤

石けんタイプの洗剤は、水の硬度成分(MgやCa)と反応して金属石けんになるので、衣類に残留しにくいという特徴があります。洗剤でかぶれやすい人や、アトピーなどのアレルギーを持っている人におすすめされます。ただし、洗濯槽がカビやすく、洗濯物に生乾き臭が付きやすいので、ニオイが気になる人はこまめに洗濯槽の掃除が必要です。

おしゃれ着洗剤

ニットや色落ちしやすいものは、エマールやアクロンのような液性が中性の洗剤を使用します。アルカリや漂白剤、蛍光増白剤は色落ちの危険があるので、デリケートな衣類には使えません。また、ウールやシルクなどのタンパク質繊維は、酵素が入っている洗剤は使えません。逆に、中性洗剤が使えない素材は殆どないので、迷ったらおしゃれ着洗剤を選ぶ!でOKです。

洗剤の選びの注意点

洗剤の使用量は、適量を守ることが大切です。洗剤の使用量が多すぎると、洗濯物に残留し、肌荒れやアレルギーの原因になることがあります。一般的には、洗濯機の容量に合わせて、洗剤の使用量を調整することがおすすめです。また、洗剤の種類によっても使用量が異なるため、洗剤のパッケージに記載された使用量を参考にすることが大切です。

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