新生活応援企画! 第4弾 始めての洗濯のための手洗い方法

手洗いは、洗濯機で洗えないものや、デリケートな素材のものを洗うときに行います。手洗いの基本的な手順は以下の通りです。

1. 洗面台または洗面器に水を張る

手洗いをする前に、洗面台に水を張ります。水の温度は、洗濯物の素材に合わせて調整しましょう。一般的には、熱湯は避け、30℃以下の常温水が適しています。

2. 洗剤を入れる

洗面器に水を張ったら、洗剤を適量入れます。洗剤の量は、洗剤ラベルを参考にしてください。手洗いに適した洗剤は「中性洗剤(液性に「中性」と書かれているもの」になります。泡切れの悪い洗剤は手洗いには不向きです。ノニオン系の洗剤を選びましょう。洗剤の成分は、必ずラベルに書かれています。主なノニオン系洗剤成分は、下記のようなものです。

《手洗いに向くノニオン成分》
ノニオン系界面活性剤(非イオン系界面活性剤)
アルコールエトキシレート(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
ポリオキシアルキレンアルキルアミン

《手洗いに不向きな成分》
アルキルベタイン
コカミドDEA
人間用のシャンプー
※上記3種類の洗剤は、泡切れが悪いのでおすすめしません。

適量洗剤を入れたら、まずはしっかり手でかき混ぜてください。泡が細かくなるまで混ぜるのがポイントです。

3. 洗濯物を浸ける

洗剤を入れてよくかき混ぜたら、洗濯物を洗面器に浸けます。洗濯物が完全に水に浸かるようにしましょう。ダウンなど、洗濯物が大きい場合は、一部ずつ浸けていくと良いでしょう。4. 軽く押し洗いで汚れを落とす洗濯物を浸けたら、軽く押し洗いで汚れを落とします。揉んだり擦ったりすると、素材が傷ついたり、縮んだりすることがあるので、必ず押し洗いするようにしましょう。押し洗いは「洗剤液を水に含ませる→吐き出させる」を繰り返すようにして、10回程度行います。時間にして3〜4分が目安です。5. 水ですすぐ汚れを落としたら、洗濯水を捨てて衣類を軽く押し絞ったあと、水を入れ替えてすすぎます。すすぎは、洗剤が完全に落ちるまで何度か行いましょう。泡が切れるタイミングを見極めてください。

すすぎが不十分だと、洗剤が残ってしまい、素材が傷ついたり、色落ちしたりすることがあります。

6. 水を切る

すすぎが終わったら、洗濯物を水から取り出し、水を切ります。水を切るときは、押し絞りましょう。雑巾絞りすると、素材が傷ついたり、形が崩れたりすることがあります。

7. 陰干しする

水を切ったら、形を整えて陰干しします。陰干しする場合は、風通しの良い場所に干しましょう。デリケートな衣類は、直射日光に当てると色落ちすることがあります。

手洗いの注意点

手洗いをする際には、以下の点に注意しましょう。

1. 洗剤の量を入れすぎない

洗剤の量は、入れすぎないようにしましょう。洗剤を多く入れすぎると、すすぎに回数を要するので、型くずれしたり、色落ちしたりすることがあります。

2. 洗濯物を強くこすりすぎない

洗濯物を強くこすったり揉んだりすると、型崩れや色落ちしたりすることがあります。汚れが落ちにくい場合は、漬け込む前にプレウォッシュします。液体洗剤と水を1:1で混ぜた液を汚れ箇所につけ、軽くブラッシングまたは洗濯スポンジで擦ると良いでしょう。

3. 水の温度に注意する

水の温度は、洗濯物の素材に合わせて調整しましょう。熱湯は縮み、型崩れの原因になるので、30℃以下の常温水が適しています。

4. 乾燥方法に注意する

手洗いした洗濯物は、形を整えて平陰干しすることが一般的です。手洗いが必要なデリケートな素材は、乾燥機はNGです。

PAGE TOP